倉敷 塾 一貫校：授業中のとある生徒との会話にて・・・（中村ブログ）

倉敷　塾　一貫校　AEI若竹塾　講師の中村です。

今日は、数学の授業の中での生徒とのやりとりについて少しご紹介させて頂きます。この前、学校で行われた夏休み明けの課題考査の話になるのですが、「数学の成績が、全体の半分くらいの順位だった。一番、勉強している教科なのに、二桁の順位に入らなかったことは少し残念です。・・・」と言ってきました。その子は、確かに、数学の力は、十分ある生徒なので、結果を聞いて、少し残念でしたが、その子の中に眠っている力は、紛れもない事実なので、とっさに、その生徒に、「○○さん、ダイヤの指輪って、なぜ、あんなにも値段が高いか知っている？　もともとは、土の中に埋まっていた石の塊なのに・・・」「いえ、分かりません・・・」「それはね、職人たちが一生懸命、その石を削り、磨き上げて、やっと、誰が見ても美しいと思える輝きを放つようになる。その職人たちの働きやダイヤ自身が本来持っていた輝きに対して、人類共通の価値観から値段というものをつけているんだよ。○○さんの中にも、数学の原石は必ず、眠っているんだから、焦らず、その石を少しづつ磨いていけばいいんじゃないかな。もちろん、自分で少しづつ磨いていくのもいいけど、我々専門家も存在しているんだから、将来の目標に向けて、一緒に磨いていこう・・・そして、周りの人たちに誇れるような３年間を歩んでいこう！」

みなさんの中にも、数学の原石は眠っています。それをそのままの形で眠らせておくのか、一生懸命磨いて、より立派なものに作り替えていくのか、皆さん自身の判断になりますが、どうせなら、輝かしいものをこの目で見てみたいですよね。・・・