倉敷 塾 一貫校:数学力の伸ばし方について・・・(中村ブログ)
2021/09/19
倉敷 塾 一貫校 AEI若竹塾 講師の中村です。
今日は、数学を苦手としている人へ効率よく点数を上げていくために必要なノートの作り方について少しアドバイスさせて頂きます。
たまにチャート式問題集などを使って、一からすべて、がむしゃらに解いている人を見かけますが、これでは、非常に時間がかかるし、かつ、効率的にも、あまりいい勉強の方法とは言えません。中には、そんなことを言われても、計算が全く出来ないのだから、仕方ないじゃないかと思われる人もいるかも分かりませんね。そのような人には、むしろ、この勉強スタイルで頑張ってほしいと思いますが、ここでは、ある程度のレベルがある人向けに少しアドバイスさせて頂きます。
数学には、各単元によって、必ず、解き方や考え方を身につけておかなければいけない問題が何題か存在します(核となる問題)。例えば、教科書例題や学校の先生が指摘した問題など。このような問題は、定期考査でも出題される確率が高いので、最低限、おさえておかなければいけないところです。それでは、どのように、学習していけばいいのかというと、ここで重要となってくるのが、ノートのまとめ方です。普段、課題などで出された問題を解くとなると、ひたすら、数式を変形させ、とりあえず、答えまでたどり着く。正解出来ていたらそれで良く、間違えていたら、正しい解答を写して終わりにする。このような作業を何十回、何百回と繰り返してきているかと思いますが、私がお勧めするノートの作り方は、次のようになります。
① ノートの一番上のところに、コピーした問題を貼り付ける。
② 貼った問題から下の余白部分を、二つの領域に線で分ける。このとき、左側の領域を全体の7割くらいで作っておくと、実際に解答を書くときに書きやすいと思います。
③ 問題を解いていく中で、忘れていた公式や、数式を変形する際に、必要となった考え方や知らなかった知識などを、右の領域に書込んでおく。この時、公式は赤色で、途中の式変形などで必要となった考え方や要点は青色で、といった感じで色分けしておくと、あとで見直したときに分かりやすいかと思います。
たったこれだけの作業で、数学力は上がってくると思いますので、数学の点数をもう少し上げたいなあと思っている人は、挑戦してみては如何でしょうか。但し、この前のブログにも書きましたが、やるからには、中途半端なことをするのではなく、問題をしっかりと理解するまで取り組むことは心がけてください。